双身毘沙門天法というものが、密教にはあるそうです。
経典も知る者も少なく、一部の大阿闍梨しか知らない法とも言われています。
双身毘沙門天というのは、秘仏中の秘仏とされているものですが、背中を合わせた二体の毘沙門天が立っている仏像です。
二人とも男性で毘沙門天に見えますが、一人が毘沙門天、もう一人がその妻である吉祥天であるとも言われます。独鈷を持つのが毘沙門天で輪を持つ方が吉祥天ですね。
全然女性に見えないので女性で書いてしまいましたが、本来は怖い顔をしてます(笑)。(もちろん怖い顔をしたものが本物なので間違わないように(笑))
修法は浴油法や浴酒法、護摩などがあるようです。
この辺の「油や酒を仏像に何日かけ拝む」とか「護摩を炊く」とかは詳しい方法が勿論ありますが、仏門に入った者でないのと、趣旨ではないんで、ここでは省きます。
ここで言いたいのは、その修法を説明するのではなく、この「相反するものの統合されたもの」が、密教でも秘法中の秘法とされていることです。
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この部分は以下に移転いたしました。
今後はお店のサイトの「おまけ」として書いていこうと思います。
これまでより解りやすく簡単に書いていくつもりですので、ご興味のある方は覗いてみて下さい。
https://aroma-alpha.com/category/おまけ/
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もしかしたら、正しいことを主張した時点でそれはもう「正しい事」ではなくなり、善を行う事も常にそれを行った時点で「善」とは言えないのかもしれません。
「善」を行うものや「正しい事」を行うと思った時でも、そこには常に「反対のもの」が隠れているかもしれません。
例え隠れていても、それを受け入れていく度量があれば、きっと自分が思う「正しさ」を実行できるかもしれませんね(笑)。
双身毘沙門天の画像を載せておきます。