色の説明から材質について説明になったので、材質の説明を形の説明と共に書いておきます。
科学がまだ発達していない時代には哲学や宗教、医学や呪術、祈祷、魔術といった知識体系で世の中の成り立ちを知ろうとしたり、問題を解決したり、病を治したりしていました。科学が発達していくとほとんどがこの科学に置き換わっていきました。もちろん科学は物質を理解するうえではとても役に立つし、検証という形を取るために曖昧さや嘘を排除するので、とても素晴らしい知識体系だと思います。しかし逆に言えば、その曖昧さや再現性を大切にするあまり、その対極にあるシンクロニシティーと呼ばれるような概念を解くには全く意味をなさなくなります。このシンクロニシティーこそが呪術やまじない、お守りやジンクスの根源なので、一部の心理学や宗教や哲学などを除いてはこの理屈が全く解けないし、理解すらされないので、本当に言ったもんが勝ちの事になってしまいます。しかし本当に価値あるものや効果があるものには、必ずそこには法則が隠されています。科学ではなくとも多くの知識体系を用いてその真理を紐解いていくことはできるはずです。
前置きが長くなりましたが材質についてです。西洋では地水火風空を五大エレメントといい、世の中の全てはこのエレメントから成り立つという思想がありました。故にどんな物もこの5つの属性に分類できるという考え方です。このエレメントを深く理解するのが魔術の基本中の基本になります。最近の人は漫画やアニメを通して昔の方より理解しやすいかも(笑)。これとは別に東洋では俗に言う東洋哲学に木火土金水という思想があります。簡単に言えば、それぞれのものはそれぞれを強めたり、弱めたりすると言うことです。
木は火を生じます、火は土を生じます、土は金を生じます、金は水を生じます、水は木を生じます。
ここでは「強める、高める」と考えてもらえば大丈夫です。また水は火に勝(剋)ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つという関係を相剋と言います。「弱くする、力を奪い取る」などと考えれば充分です。地水火風空の五大エレメントと木火土金水の違いは、エレメントはそれぞれが属性であり、とりあえず変化しないものとして扱いますが、木火土金水は同じ一つのものの成り立ちの移り変わりも示します。この辺を解説するととても長くなるので省きます。世の中には色々な占いがあります。東洋のよく当たると言われる占いで年月日を聞かれるものの多くは、この木火土金水の概念が必ず入っています。そしてその人のいわゆる本質的な属性が何であるかを主体に占いを進めていきます(エレメントの概念とごっちゃにしている方達もいますが)。ではそういった占いから自分の属性を知ればよいのか?そしてその人に合った属性のお守りや、まじないを行えば効果があるのか?結論から言えばその通りです。しかし私なんかは一応色々な占いも学びましたが、疑い深い性格なので(笑)、今、地磁気が逆転している現象ポールシフトが起こってるけどその時の影響はないんですか?これからは逆の結果になり間違えてしまいませんか?なんて無数に突っ込みをいれたくなります。占いを信じることを悪いとは言いません。本物のすごい人なら指針にもなるかも知れませんし、軽いお遊びなら楽しいです。
まずは自分を信じましょう。すぐに自分を信じられなくても大丈夫です。少しづつ信じる力を磨く。これがまじないやお守りが一番効く人になります。ですからズバリ逆に考えてみましょう!パワーストーンをつけても効果がない、身体がだるくなった。すなわちこの人の属性は木である可能性があります。だから石にエネルギーを取られちゃったんです。回復するには水の力を借りるか、同じ属性の木から補充してもらいます。こんな具合に自分の属性を知り理解していきます。すると自然に自分の性質や相性の良いものが解ってきます。