http://www.jsge.or.jp/citizen/2007/kinki2007.html
日本消化器病学会

反対に不安、怒り、敵意、葛藤状況に陥ったときには、胃の分泌と運動は亢進し、胃粘膜の血流は増加し、
やがて充血するようになりました。このような状況が長く続くと、胃の粘膜から出血や浅い潰瘍(びらん)にまで発展したと報告されています。同様に、大腸については、Graceら(1951年)が大腸瘻のある患者を観察し、情動と大腸の血流、運動、分泌との関連を明らかにしています。
胃腸は感情の変化に脈拍や血圧と同様、すばやく反応しているのです。

http://www.seikatsusyukanbyo.com/

日本生活習慣病予防協会
「怒りっぽい性格」が脳卒中リスクに

脳梗塞/脳出血
いつも忙しそうにして、仕事は完璧主義、いらいらして怒りやすい――こんな性格の人は、
「タイプA行動パターン」に分類され、脳卒中になりやすいといわれている。上手にストレスに対策するのが、
脳卒中を予防する秘訣だ。食べすぎない、適度な運動をする、アルコールを飲みすぎないなどして、
健康を維持するために気を付けるとストレスを軽減できる。

保健指導リソースガイド
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2014/003439.php

 「メンタル面も心臓病に影響することが分かりました。感情的になり怒りを爆発させるのは、ストレスになるだけでなく、心臓にも悪いことが判明したのです」と、ハーバード公衆衛生大学院のエリザベス モストブスキー氏(心臓病)は話す。
モストブスキー氏らは、怒りと心臓病の関連を調べた9件の研究を解析した。20年にわたる調査期間中に、4,546例が心筋梗塞を、462例が急性冠症候群を、590例が虚血性発作をそれぞれ発症した。
「急性冠症候群」は、動脈硬化によって狭くなった冠動脈内のプラークが破裂し、血栓ができることにより、急激に血流が悪くなって起こる心臓病の総称で、急性心筋梗塞や不安定型狭心症が含まれる。
激しい怒りの後では、心筋梗塞や心臓発作、急性冠症候群を起こす危険性が4.7倍に上昇することが判明した。
1日5回怒っているとすると、心臓にリスクのない人でも、10,000人あたり年間158回の心臓発作が起こる計算になる
という。これが心血管系リスクの高い人の場合、その割合は657回に増える。

このように、怒りと病気の関係は色々なところで研究されています。腹(胃腸)との関係、胸(心臓)との関係、頭(脳)との関係。怒りと疾病に対する研究報告は、少しネットで調べてみてもすぐにたどり着けますよね。

しかし、「怒る」ことで腹に現れたり、胸に現れたり、頭に現れたりするのはたまたまなのでしょうか?

「怒り方もそれぞれで、その怒りにも種類があり、それに照らし合わせるように各部位で病気が発症するのか?」
(もちろん全てが単純にはいくとは思いませんが)
なんて妄想をしてみると、意外とその人の「怒り方の特徴」と「病気になりやすい部位」などが合致してしまう、なんて事も私の経験では多々あります。もちろんただの妄想で、一つの思考法にすぎませんが、私自身この視点や思考法が役に立つこともあるのも事実です。
(あくまで主観であり、妄想ですよ(笑))

今はたまたま「怒り」を当てはめて考えてみただけですが、色々なことでこの視点や考え方ができるのでは?とも思います。

「まっ、思い込みや先入観はいけないが、一つの思考法として頭の片隅に入れておいてやるよ」なーんて偉そうな方に、まだ先を書いてあげるかもしれませんよ(笑)