数字 8
発展、増殖、末広がり、権力、名誉、物質的幸運、物質的成功、支配、∞（無限）、神を現す場合も7のサイクルが終わり新たなるサイクルの始まりともとれます。
「ドレミファソラシド」（8音階）という、いわゆる音階を最初に発明したのは「ピタゴラスの定理」でも有名なピタゴラスですね。こういった数字の意味を知る際によく使われる知識も、ピタゴラス数秘術の流れをくむものが多く使われていると思います。彼はゾロアスター教やエジプトの密儀などにも参入して、宇宙に働く法則や真理を掴んだとも言われ、後に40歳を過ぎた頃に南イタリアに住んで、宇宙の真理や法則を探究する集団「ピタゴラス教団」をつくったとも言われていますね。
こういう思想において考察すれば、「8」という数字は「4」の囲いや固めるものが二重に働くことから、「保守的に働く力」と同時に「拡大し組織する力」や「支配する力」が強まる数字と読み取れます。そこから成功なども生み出されていきます。
また、ゲマトリアという、「へブル語、ギリシャ語のアルファベットを数字に対応させ、単語に変換する」というものがあります。これを用いた場合は獣、反キリストを現すのは666、「888」はキリストを現します。
日本では、四国の遍路に弘法大師にまつわる様々な伝説がありますが、その四国の霊場を巡る遍路も八十八ヶ所です。定説ではないものの、「八十八の煩悩」を八十八ヶ所お参りする事で滅ぼすことが出来るとも言われています。漢字では「八」と書き、「末広がり」の意味があります。先が広がっていくことから、将来の展望が開けていくと考えられて、縁起の良い数字ともされていますよね。更に古くから、「八百万の神（やおよろずのかみ）」など、おおまかに数が大きいものを表すときなどによく使われました。
これらの事から言えるのは、8には拡大させる力がある事です。四方八方の東西南北の方向を二つ重ねることで、より方向性と自由度を示しながら拡大、増殖していく数字だと言えます。
しかしマイナスに働けば、どの方向に向かっても全て良くない結果を招き、「どの方法も塞がれてしまう」どうにもならない「八方塞がり」が起こる可能性がります（他の数字より大きく働く）。こういった時は焦らずに、拡大したものを小さくしたり、軽くしていき、マイナスのパワーも減少させた上で新たにやり直す事で、また「8」の力を使いこなせていけると思います。
更に数字の8の意味を受け継ぐ人は「するべきことを成すにはどうしたらよいか？」を直観的に察知することができる人ですから直感に従う事でうまくいきます。
あなたの現在のポジションが周囲に影響を与える立場であれば、力を発揮し、発展拡大していくことができます。
しかし。まだ周囲に影響を与える立場になっていないならば、逆に他からの影響も受けやすい側面が浮かび上がってきます。故に周囲の人や環境から悪い影響を受けないように気をつけなければいけません。
基本として、忍耐強く周りの信頼を勝ち取り、「じわじわと」拡大していく女性性の力を現す人です。衝動や感情を上手く処理して目的達成に向けて拡大できるので、時間をかけて取り組むことが必要となるでしょう。
