以下に示す霊符も、以前に紹介した逆干支の考えを基にしたと思える霊符です。
全体的にバランスよく運気を上げてくれる霊符として、紹介しておきます。
(しっかり書けば1枚で一生涯ものの護符とも言われています)
実際、この霊符は私も初めの頃に書きましたが、大変よく効きました。

十二支の起源は古く、陰陽五行説よりもはるかに古い起源をもつものです。初めは月の記号として使われていましたが、戦国時代以降、年や日、時間、方位にも割り当てられるようになったようです。
本来、この霊符を書く時は方位なども必要かもしれませんが、現在の北極点の移動などから修正が必要となります。厳密には方位を基にする占術や呪術などもかなり修正が必要になると思います。少し前に疑問に思い、何十年も本格的に奇門遁甲を学ばれたお客様にお聞きしたところ「やはり修正がいる」と仰られていたので、そんなに間違った考えではないと思います。故に修正が出来るプロの方ならよいのですが、普通は無理なので方位の概念は用いずに書いてよいと思います。

正対化霊天真坤元霊符 

この霊符は、中国内に3人の皇帝が同時に立った魏、蜀、呉、の三国時代末期の道教の神仙許遜が創始した歴史をもつ霊符で、十二支の霊符とも言われています。「神仙の伝えし霊符」とも言われるものです。
各人の生まれ年の干支により、以下の霊符を唐紙に墨書して常に所持すれば、二十八霊験を享受することができると言われています。全体の運気を上げる万能の霊符です。逆境にある人も運気を変えるきっかけをつくってくれる霊符です。
ちなみに許遜はその神仙の術により庶民の尊崇を集めて許真君と親しまれたが、後年清朝の康燕大帝はその偉業をたたえて、その霊を北京城外に祀ったのが現在もあります。

許遜
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/opengadaiwiki/index.php/%E8%A8%B1%E9%81%9C

尚、1月1日から2月3日までの生まれの人は前の年の干支を使うとよいとされています。
(これもそのままでもよいと言う説もあり、自分の直感にたよるか生真面目な性格の人なら前の年を
使えばよいと思いますよ。)

鼠形之霊符    午年生まれ
牛形之霊符    未年生まれ
寅形之霊符    申年生まれ
兎形之霊符    酉年生まれ
龍形之霊符    戌年生まれ
蛇形之霊符    亥年生まれ
馬形之霊符    子年生まれ
未形之霊符    丑年生まれ
猴形之霊符    寅年生まれ
鶏形之霊符    卯年生まれ
狗形之霊符    辰年生まれ
猪形之霊符    巳年生まれ