こういった「何事も決めつける考え」や「絶対にこうだ」「絶対こうしなければいけない」と言い切れる人達に疑問をもつようになったのは、若い時から現在に至るまで、一般的な人達よりも、幅広い職業の人やいろいろな価値観を持つ人に数多く出会ってきたからだと思います。
まず疑問に感じたのは、「この人達、本当に人の人生に責任もてるのかな?」ってことです。
では、次はそんな「こうしなければいけないと言い切れる人」の代表的人物のお話しをしましょう。
当時、私がこういった(霊的な)事に関心があると言うか、「どうにかしたい」というのを知らない友人や知り合いも多くいました。
そんな私を知らない知り合いの一人、アルバイト先で知り合ったAさんという男性がいました。(この時、私はまだ十代でした。)
Aさんは霊的な事にとても関心がある人でした。私は自分自身の霊的なことを色々と詮索されるのも嫌だし、あえてこの手の話題に加わらないようにはしていました。悪い人じゃないので、プライベートでもよくお話をしましたが、霊的なことから話をはぐらかそうとしても、どうしてもこの方面の事が好きらしく、自分でも無意識に何でも霊の話にしてしまいます。
こんな時はもっぱら私は聞き役でした。(詮索はされたくはありませんでしたが、とにかくもう一度霊的なことと向き合わないといけないと思ってたときですから、何も知らないふりはしているものの、まんざら嫌な話ではなかったと記憶しています)
色々話を聞いていくうちに、どうも彼は「ある霊能者」の信者さんのようになっていて、何かあると霊の責任にしてはその先生のところを訪ねていたようです。
そのうちAさんは私に会うたびに、「君も(その霊能者の先生に)見てもらいなよ」と、くどいくらい勧めてきました。
あまりくどいんで、「いいですよ、会いましょう。その先生に僕も見てもらいましょう」と言いました。
つづく・・・