嫌な出来事は積極的に思い出そう!
夜寝る前やフッとした時、頭から離れない嫌な出来事を思い出す・・そんな事ありませんか?
こんな時、頭から離れない嫌な出来事を「考えちゃダメだ」と思ってしまいませんか?
また、他の事を考えようと頑張ってしまいませか?でも、結果として、その嫌な出来事の想いは強くなる。
また、こんな時は気晴らしにドラマや映画でも見ようとする。しかし、ドラマを見てても映画を見ててもどこかで「重く、どんよりしていて」、話の内容が入ってこない。
また、こんな時は気晴らしに友達に会ってみようとする人もいるでしょう。
人によっては友達の話も上の空で楽しくない。人によっては楽しい時間だっただけに、一人になった時、その嫌な出来事の想いが強くなっている。そんな人もいるはずです。
人間の心って困ったもんですよね。
こんな時は思い出さないように工夫してもストーカーのようにつきまとわれてしまいます。
ならば、そいつ(嫌な思い出)が本当に現在のあなたをそんなに苦しめる事が出来る奴なのか、じっくりこちらから観察しにいきましょう!
それには思い出すんです。隅々まではっきりと思い出してみる。
思い出さないように逃げるのではなく、思い出すことで使っちゃうんです、そのエネルギーを。
コツは「私は今、このネガティブな思い出エネルギーを消費している」
これを唱えます(心の中でも大丈夫)。ただこれだけ。
それでも「かなりネガティブな思い出エネルギーが強い」なら、
次はこの出来事、誰なら乗り切れるのだろう?と考え、紙に書きだします。
「この出来事は誰なら解決できたんだろう?」ではありません。
問題は起きたがその後、「誰なら乗り切れるのだろう?」です。
友達でも、尊敬する人でも、歴史上の人物でもドラマの主人公でもテレビや映画のヒーローでも、「乗り切れる」であろう人物を考えて今度は紙に書きだします。必ず紙に書きだします。
紙に手で書く。ここが重要です。書き方は自由です。乗り切った様子をセリフなども入れて書いてみましょう!
例えばあなたが女性で「昔、男性にいたずらされた」ことが思い出されるなら、
いたずらされたことをバネにして刑事になり、レイプした犯罪者を捕まえる警察官になった様子を。
ドラマの主人公を、あなたの代わりにその思い出に登場させます。
その出来事を紙に書き出し、その後その人物がどう乗り切ったかを想像して、客観的に紙に書きだします。あなたがするのではなく、その人物がするであろう行動や言動です。
授業中に「お漏らし」して皆に笑われた思い出に悩まされているなら、例えばこんな感じです。
昔、授業中お漏らしした子がいました。皆がそれに気付き、ぶつぶつ言いながら冷ややかな目でその子を見ています。その子の顔は私の好きなお笑い芸能人の〇〇の顔をした子供です。
その子はうつむいて座り、震えていましたが、突然立ち上がります。
それを見て誰かが「〇〇、ちびってる」と大声で叫びます。同時にクラスの何人かが笑い出します。
すると、その子は笑いながら言いました。「先生の話が難しすぎでパンツが汗でびっしょりになっちゃったんだよ」「あれっ?でも、臭いなぁ。もしかしてちびっちゃったかな?」と。
すると、今度はクラスの全員(先生までも)が、前とは明らかに違う明るい声で笑い出しました。
ダメなら捨てて次を試す!何事もトライ・アンド・エラーです。