最近はパワースポットという言葉をよく聞きます。このパワースポット、何故効くのでしょうか?
よく「良い気が充満している」とか「磁場が良い」とか、色々聞きますよね。
この考えも先程の相反する力と統合の考えで理解できてきます。

地球にはS極とN極がありますよね。簡単に言ってしまえば、この地磁気のS極とN極がお互い拮抗して打ち消しあい、磁力が存在しない状態になってしまっている場所を「ゼロ磁場」と呼んでいます。

そうです。相反する力が押し合って、統合した力が生まれた場所が「ゼロ磁場」なんです。
この統合された力の為に訪れる人々は不思議な現象が起こり、パワースポットと呼ばれるようになったんですね。
これも先人たちは良く理解していました。いやしろち、けがれち、レイラインや龍脈と呼ばれるものもこの力に深く関係しています。

前にも触れた六芒星や十字や渦巻の力もそうです。マニ宝珠というものもあります。
マニ宝珠は火にも見えますが水滴にも見えるものです。要するに、これも火(カ)と水(ミ)の二つの力が統合した形です。
神(カミ)の姿を具現化した姿です。この相反する力の統合、これがパワーの源だとほとんどの人は気づきません。

人はこの力に深く感謝し、考察していかなければいけません。

何故この事を何度も書くかと言えば、本来の呪術や魔術など全て本当に効果のあるものは、この考えからきているからです。
このように相反する力が統合されたものにはパワーがあります。

しかしこれだけでは充分な結果は得られません。

物の力だけでは足りないということです。ここに心の力が加わり、更に物と心という相反する力の統合が成された時、初めてお守りも、おまじないも「効く」という現象が起きます。古来では「物」。
善悪は別として、現代ではテクノロジーかもしれません。

本来、形(かたち)は型(かた)と血(ち)から成り立つと言われています。これはまさに的を得ています。
ですからおまじないの護符なども「型」だけでは充分ではなく、そこに「血」であるエネルギーが必要だというのが真理です。

よくおまじないや護符をつくる方、魔術や呪術をする人(あまりいないか(笑))、昔の陰陽師なんかもこの辺はよく知ってました。だから西洋なら星からの気を入れた護符、東洋なんかは自分の生体エネルギーから発する気を入れたり、ちょっと言えないけどもっと惨い仕方でこのエネルギーを型に統合しました(悲しいけど人の性ですね)。

この視点で、あらゆる呪術的でスピリチュアル的な護符やまじない、呪術や魔術を見つめていけば、効果が出ることの意味が自ずと理解できてきます。これは真実であり、悲しいかな善悪の基準より「この物質界においては具現化する力としては上位の法則」になってしまいます。