1から6迄の数字について載せましたが、いったん、数秘術についての背景も簡単に知っておきましょう。
皆さんの中にはカバラ=数秘術のように思ってる人も多いかもしれませんね。少し詳しい人になれば「そんな簡単なものじゃないよ。あらゆる学問に精通していても完全に解く事は難しい、ユダヤに伝わる森羅万象を紐解く事が出来る神秘的思想だ。」と思われている方もいるでしょう。まっ、私も近いのですが(笑)。
何にしても奥が深い事は事実でしょう。生年月日を足して一桁もしくはそれに加えた11、22、33の数字で占うものは、ちょっと検索すれば次から次に出てきます。とは言え、やはりカバラを知る上では数字は大切なものでしょうし、数秘術もあることには違わないとも思います。まずはカバラを聞いた事のない方に概要を簡単に説明します。それにはモーセという指導者を知らなければなりません。(出来るだけ簡単に概要を書いていきます)
モーセとは、エジプトでイスラエル人が大変苦しんでいる姿を見て、その彼らを率いてエジプトを脱出しようとした人ですね。そして40年間、荒野を放浪した後に、約束の地カナンへと導いた、古代イスラエル民族の伝説的指導者です。海を二つに分ける奇跡を行った映画のシーンなどを見た事がある人もいるでしょう。
そのモーセが書いたと言われているのが、旧約聖書の最初の5つの書である「モーセ五書」と呼ばれているもので、別名「トーラー」と呼ばれているものです。
ユダヤ教を信仰している人達は「神の声」そのものと考えているようです。内容は、創造の初めからモーセが死ぬまでの間に「神が人をどのように扱ってきたか」の歴史(神話)、モーセの律法(613ある)と言われるもののやり方などが書かれています。そしてユダヤ教の信仰とは、ユダヤ教の聖書である旧約聖書(特にモーセ律法)を完全に信頼できるものとして受け取り、それを実践していくことを核としているようです。
故にこれらのユダヤ教の「律法」を遵守することや、神から「律法の真意を学ぶこと」などを目的としたものが本来の「カバラ」という思想のようです。ですから、この視点から眺めるならば、必ずしも「秘教的な神秘思想」とは言えなかったかもしれません。その後は神秘家などに採り入れられるようになると、神から与えられた神秘体験を追究する手段として、個人的にも活用するものとして用いられることになっていったようです。とは言え、「カバラはごく少数の人だけに口伝で伝えられた、森羅万象を紐解く神の叡智、神をどの範囲までカバラと言うかによって捉え方は様々と言う事です。更に「カバラ」と一口に言っても「ユダヤ・カバラ」、「クリスチャン・カバラ」、「ヘルメス・カバラ」「ニューエイジ・カバラ」など、どのカバラを指すのか?によっても色々と違ってきますよね。
すごく色々と省略して簡単に概要を書きましたが、カバラの数秘術でなくとも「数字」の意味を考える事は「神秘思想」を知る上でも「現実をより深く理解する」上でも必要ではないかと思います、ですからここではまず数字の意味を私の主観も含めて書いていきます。(価値あるものはなかなか教えてくれません。他と違っててもツッコミは入れないで下さいね(笑))ここでは11、22、33は省きます。
1から6までの数字について載せましたが、引き続き7から9迄載せていきたいと思います。