このブログを読んでくれてる皆さんは、お世辞ではなく、深く物事を見つめる力をお持ちの方だと思ってます。
何人かは知ってる人が読んでいてくれてるみたいですが、どこの馬の骨ともわからない(笑)私のブログを読んでくれてる人は、何かを探し求めてる私と同様の「探究者」仲間なのでは?なんて勝手に想像しながら何時も書いています(笑)。少なくとも肩書きや権威、外見や学歴、レッテルに左右されない、「私の好きな人達もいるのかな?」なんて思うと、睡眠時間を削って書いてても頑張れてしまいます。さて「ごますり」はこのくらいにして(笑)
「石割り」のお話は、私が言うところの「術」のお話でも説明したかったものです。スプーン曲げも同じです。
例えば「スプーン曲げ」の方法は、今では誰もが知ってる「支点、力点、作用点」の方法から、目の錯覚を利用したトリックもあれば、スプーン自体に加工を施すものまで様々だと思います。加工や細工は置いといても、テレビやYou Tube などでよく見られる「てこ」の原理を利用しながら、同時に錯覚も利用するのは技術がいると思います。少なくとも上手い方がやるものは「技」だと思います。原理を知っていて、それを利用する。もちろんこの人達はその原理も熟知しているので、再現可能なもので、人にも驚きを与えられる人で、とても器用な人でもあるのでしょうね。
私はこちらより興味があるのは、地味な愚直の人です。例えばスプーン曲げは本当にあるんだと信じて曲げてしまった人。知らず知らずのうちにたまたま「支点、力点、作用点」の力学を使ってしまったという人達です。この人達はそのうち、簡単に曲らないスプーンがある事に気付きます。支点、力点、作用点だけでは18-8というステンレスで出来た硬い分厚いスプーンは曲がらない。曲げれないとは言いませんが、曲げるのにも力がいるんです(明らかに自分の力で曲げてる感が満載です)。しかしこの方達は本当に不思議な力を信じているので、あきらめさえしなければ、そのうちこの分厚い硬いスプーンも「たやすく曲げれる」段階へ進みます。「曲げたい」気持ちがあり続けることで、初めて神経伝達物質の利用になるはずです。前にも書きましたが、瞬間的に出る「火事場のバカ力」の利用ですね。これは、殴り合いなんかした経験のある人はすぐにわかりますが、喧嘩してる時など本当に殴られてても痛くないんです。そのかわり後からすごく痛くなります。「アドレナリンやノルアドレナリン」が出ていて闘争本能が働いているためですが、恐怖や緊張でも出ます。ギリギリまで心や身体を追い込んだ時に出る内在性カンナビノイドやβエンドルフィンやエンケファリンも出る人もいるでしょう。これらも脳内で作られるモルヒネやマリファナなんで、痛覚が一時的に麻痺します。痛覚が麻痺を起せば、人は筋力が増強します。言い換えれば、痛覚が筋力を制限しているブレーキになるという事です。このブレーキを外せれば、誰でも筋力が一時的には増強する。更に痛みを感じないこの状態では、硬いであろうスプーンが「硬い」と思うはずもない。原理を知ってやった人ではなく、本気で信じてやってた人がよく言う事に「スプーンが柔らかくなる瞬間が、確かにあった」ということがあります。これなんかはスプーン(金属)に柔らかくする要因が無くとも、自分の身体側に「柔らかく感じる要因」があったと思えば納得できます。「石割り」もそうなんじゃないかと想像できます。本気で石を「割れる」と信じて鍛えた人が石に手を振り落とす。何度も振り落とせば、石は上に跳ね上がる瞬間があります。上に上がったとこで更に振り落とすそこで、床に叩きつけられることで割れた。原理を知っててわざとやった人も、スプーン曲げのように勿論いるでしょう。でもそうではなく、何度も何度も手を振り落とす事からたまたま出来た人もいるはずです。前にもこのブログで話しましたが、テレビで見たロシアの超能力者のお話しも同じことです。私が何故このような合理的ではない考え方をするのかと言えば、「潜在意識」とは何か?が、少しだけ見えてくるからです。原理を熟知していてスプーン曲げを行う事しかしない人達には、なかなか見えてこない世界です。当たり前ですよね。原理を用いて意識的に曲げているんですからね(笑)。潜在意識の法則を用いるという方達は、「信念」が必要だと誰でも言います。しかし本当の意味で理解するには、言葉で知っているだけでは使えないんです。私はこのような、一見「誰もが笑いとばすような」事を本気で信じて、ただひたすらに努力を続けたことからしか見えてこないものもあると思います。本気で信じれば、原理や法則は知らずとも後からついてくる。その目的を達成させようと、物理法則も含めてこの世にあるあらゆる可能性を紡いでそれを実現させようとする。そんなふうに考えると、絵空事ではなく、本当に潜在意識には目的を達成させる力があるのではないのか?と思えてきませんか?