前々回、実力が評価されることもあれば、「実力以上に見せる力や人にアピールする力で評価される」ことも多いことを書きました。
これはなにも学歴、肩書、容姿、キャリア、それらだけの事ではなく、一見全く関係のないように思える事柄でも、至るところで見られる話です。
実力以上に見せる力について昔体験したお話を一つ書いていきます。
今で言うヤンキー系のお友達といる時のお話です。登場人物は少ないんで、私はSという事で、あとはABCの順番で書いてきます。
俺S「お前最近、単車(オートバイ)乗ってるか?」
友達A矢「どの単車?」
俺S「FX」
友達A矢「FXは最近乗ってねーな」
俺S「乗ってねーなら売ってくんない?今、足なくってよ」
友達A矢「あれ、シボハン(ハンドルの形態)だよ」
俺S「じゃあダメだ。俺、モロ族車は嫌いだから」
友達A矢「ホント、エスちゃんは相変わらずだよな」
先輩B「俺も体調、悪く無かったらな・・」
先輩C「ホント強かったっすね。しかしあんな化け物、この辺にいるとは」
「相手、たった二人ですよ?こっち6人」
先輩B「いやー、俺は熱もあったからな・・ふらふら」
先輩C「そうだよね、体調良かったらBちゃんなら何とかなったよね」
先輩B「なんとかー?」
先輩C「いやー・・・いや、勝ってたよ・・・多分」「そうだよね。Bちゃん空手の達人だもんね」
先輩B「おいおい、あれ、A矢じゃね?隣の奴、誰だっけ?」
先輩C「A矢のツレですよ、多分」
先輩B「お前バカか?つるんで歩いてりゃ大体ツレだろ」
(実際には所々しか聞こえなかったから、解りやすくするために「こんなような会話だろう」との想像も、この二人のやり取りには含まれています。)
A矢「ちわーっす」
先輩B「おおー、A矢。遊びに来たんかい?」
A矢「えっ、あっ、それよりどうしたんすか?二人ともすごい怪我してるじゃないですか」
先輩C「いやー、恐ろしく強い奴らに昨日やられた(笑)」
A矢「えー!何人だったんですか?」
先輩B「2対6」
※(実際には突然部屋に6人以上はいるところを、バットと木刀持って2人で乗り込んできたようです)
(鍵のことは疑問でしたが深くは聞きませんでした。お話が解りにくいんで解りやすく書きます)
つづく・・・