画竜点睛とは、物事を完成させるための最後の仕上げのことです。
読み方は「がりょうてんせい」と読みます。
日本では「画竜点睛を欠く」の形でよく用いられるようです。
「ほとんど完成しているが、最も重要なところが抜けている」「肝心な仕上げができていない」「詰めが甘い」などの意で使われます。
中国の6世紀前半、梁 (南朝)の時代に張僧繇という絵師が安楽寺というお寺の壁に四匹の白竜の絵を描きました。 その竜はまさに見た人を魅了し、その姿は今にも天に昇っていきそうな迫力がありました。しかし、何故か竜の瞳だけが描かれていませんでした。ある人がこの絵師にその理由を尋ねました。
「なぜあなたは竜の瞳を描かないのですか?」
絵師は答えます、
「瞳を入れれば竜は天に向かって飛び去るからだ」。
人々は皆「そんな嘘を言うなよ」「そんなことあるわけない」「早く描いてみろ」などと口々に言ました。
そこで絵師は仕方ないので竜の瞳に点を描き入れました。すると竜は壁を破り、雲に乗ってみるみるうちに天に向かって昇っていったと言います。
今まで色々な方との出会いがありましたが、何故か後一歩のところで放棄したり、自らぶち壊したりしてしまう人がいます。また、試合や試験に臨むために一生懸命努力しても、今一つ実力を出せない人もいます。「あと一歩で、惜しい」なんてこともよくあります。ホント、運ってあるのかな?なんて思う事もありますよね。
そんな人に向けて「本番に上手くいくように」「最後まで行きつけるように」、願いを込めて書いておきました。
(気休め程度にお使いください(笑))
「引き寄せ画像」のカテゴリーに載せておきます。