夢を意識しだすと無意識もそれに答えてくれて、様々なメッセージを送ってきてくれます。
瞑想をして道を探究するのと夢を探究するのと、基本は変わらないのでは?とも思うくらいです。
まず、夢を意識しだすとよく夢を思い出せるようになりますが、やはり日にちが過ぎても思い出すには夢を記録する事が必要になってきます。
何故なら「内容は違うけど、この夢は前に見たことある」って事に気付いてくるからです。一つのドラマの続きのようにシリーズになっています。
こういった夢は、実はその人にとって大切な夢で、まだ卵の状態で孵化していない「可能性」を含むものが多くあります。
あと、何度もよく見る夢や同じ人が登場する夢は大切な夢です。何かしら無意識がメッセージを送ってきているのではないでしょうか?
私ならばこれを無視するほうがかなり危険だと思うのですが(笑)
私のお客様で、多くのお弟子さんがいる密教の方がいるんですが、少し前にその方が「小さい時から何度も同じ夢を見た」と言ってました。空海に衣で包まれて抱きかかえられている夢だそうです。その頃には家柄的に密教とは関係ない育ちなので、自分が今のような立場になるとは思いもしなかったと仰ってました。
また、かなり前の話ですが、お客様に「どうしても引きこもりがちになってしまい、行動力が湧かない、外に出られない」という方がみえました。ある時、この人の前に古代の医師が現われて手術台の上に自分が寝かされていたそうです。そしてその医者がその方の膝を調べて「うーん、これは元素○○が影響してるな、取り出そう」と言い、手術をしてくれた夢を見たそうです。「その頃から人に会うのもあまり嫌ではなくなってきて、行動できるようになってきたから不思議ですね」って仰られてました。
私自身も夢にはかなり助けられています。
前にも書いた通り、レム睡眠中は「ストーリーや物語になっている夢」「日常の体験に近い夢」、ノンレム睡眠中は「なんだか解らないような夢」「抽象的で現実味が無い、つじつまが合わないような夢」を見ていることも解ってましたが、もう少し古い話では追いかけられる夢は「シャドウ(正反対の自分)」とか、洋服を着る夢や靴の夢は「ペルソナ(社会的な役割)」などはユング心理学になります。面白いのでそれを含めた解釈をそのうち夢占いに載せておきますね。もう少しだけ、あまり言われることのない秘儀参入についてお話して、この章は終わりますね。