意識的に呼吸する事や人との肌の触れ合い、自分で自分を撫でたり軽く擦る、リンパの流れを良くするアロママッサージも(自分でも人にやってもらっても)よいでしょう。

そして心に余裕が出来て来たら、朝の散歩やジョギングがお薦めです。
朝の散歩やジョギングは脳(特に前頭葉)を鍛えるだけでなく、日光を取り入れることが同時に出来ます。
材料さえあれば、日光の光刺激が網膜から入ることによって脳は勝手にセロトニンの合成を始めてくれます。

更にセロトニンは睡眠ホルモン(メラトニン)の原料でもありますから、快適な睡眠の為にも朝のセロトニンの合成は欠かせません。セロトニンの不足による精神疾患だけでなく、最近ではメラトニンが不足すると糖尿病の発症率が高くなるという研究も報告されています。

散歩やジョギングが出来なくても、通勤の時は出来るだけ日の当たる道を歩いたりして、最低15分は日光を浴びましょう。それも無理な、カーテンを開けて日光を取りこめば部屋の中でも大丈夫なので、最低でもそれは心掛けましょう。起床直後30分までは特に有効です。

そして何事も時間をかけて少しづつ取り組みましょう。
前にも書きましたが、日本人は元々はネガティブに考えてしまう方の方が多い民族です。
無理してポジティブに考えようとはせず、自然と「良いところに目が向く癖」を少しづつ身につけていく事で、とても楽になって生き易くなってきます。そして、楽しいと思える日が増していくと思います。

目標や目的がある場合は、無理に「自分ならできる」と前向きに考えなくても、「ダメならダメでもいいか?」と楽観的に捉えつつ、ご自分の特性を活かして最悪な想定を踏まえて行動していけば良いと思います。そうすることで、最悪は逃れる事が出来るはずです。
こういった方は、反って思わぬ成果が出てしまうかもしれません。

知ったらやってみる。無理しないで出来る事だけやってみる。そしてダメなら次へいけばいいんです。例え3日坊主でも大丈夫。3日坊主を7回挑戦して下さい。それができれば3×7で21日間になります。それだけこなせば習慣になる脳の回路も出来てきて、抵抗が無くなって楽に出来るようになってきます。

最後にもう一つだけ

とても嫌な思い出があっても、封じ込めたり無理やり「あっち行け」と追い払おうとしないで下さい。それより積極的に思い出し、言葉にしてエネルギーを使いきってみて下さい。
そうするうちに、自然と「嫌な思い出」を思い出しても楽になってきます。

そして「良い記憶」「上手くいった事」「明るい出来事」「楽しい出来事」全て、これとは逆に絶対に思い出してはダメだと決めてみて下さい。1日のうちに1回も、ポジティブで明るく楽しい事や上手くいった事は絶対思い出してはダメですよ。
思い出したら「あっちに行け」「思い出してはダメ」ってやってみて下さい。きっと明るく楽しかった出来事や上手くいった思い出にストーカーのようにつきまとわれるようになりますよ(笑)

真理は意外と逆だったりするもんです(笑)