以前は私もそこそこ稼いでいた時もあります。っていうか、稼がないといけない時期でもありました。
ここでも書いたように母方は霊能の家系で、詳しくは書けないのですが、それが元で障害を持ち、後に父も障害を持ってしまったため両親とも働けなくなり、お金に無頓着な私でしたが、さすがに稼がざるをえないと思いました。私の実力というよりも時代が良かったのもあるでしょう。稼いだお金を何店舗かのお店の拡張や株などの購入に充てたりして、ある程度まとまったお金もできました。この時、今の若い方のような賢さがあれば、「FIRE!」と、楽勝だったんでしょうが(笑)
しかし両親も亡くなり、生活費の負担が無くなったのと、「気が狂ってる?妄想?」と思われるかもしれませんが、「セラピーとかそういった道を歩め」と、昔から何度も何度も天啓のようなものを受けていましたので、何れはまた持っている店を清算してそちら側にいかなくてはと思っておりました。
それに何故か、持っている店の経営が上手くいっても嬉しくないのですね(笑)
店が増えるほど従業員の給料も維持費も嵩む。稼げても嬉しくないのです(笑)。そこで、今現在経営しているサロン(お店)やセラピーの学習資金を残して、全てパーッと使ってしまいました。勿論、自己投資にですが(笑)。ほとんど計画性がない人間です(笑)。
しかしここだけの話ですが、私は経営して一度も赤字を出したことがありません。
それが何故かお解りでしょうか?多くのお金を稼いだからでしょうか?
否(笑)、そうではなく、自分の生活費を始め、出ていくお金に着目して、常に「入ってくるお金と出ていくお金のバランスを取ったから」だと思っております。
よく「経営不振でお店が潰れた」と聞きます。しかし(このコロナのような特別な状況は例外でしょうが)潰れたと言うより「自分で潰した」、そんな方が多いと思います。
不思議と自分で商売やってると解ってくる事は、入ってくるお金が減るからという理由より、出ていくお金が多いから経営できなくなるという事です。
これは何も自営や会社経営の方の事だけではなく、お給料を貰っている多くの働く人たちにも言える事でもあります。
いくら年収が多くても出ていく額がそれ以上なら生活困窮者になることもあるはずです。逆に、年収が幾ら少なくとも上手くやりくりする(出ていくお金を少なくする)なら、豊かな暮らしもできると思います。
それにはありきたりでしょうが、面倒でも固定費の見直しや月々の無駄な支出の見直しをする。それだけでもかなりの額が浮いてくるはずです。
お金を使う際には「消費」と「浪費」と「投資」の三つがあると思います。消費は生活する上で欠かせない事。浪費は、必要ではないが自分が生きていきたいと思える自分の心を満たしてくれるもの。投資はお金がお金を増やしてくれる何らかのものに使うこと。ここら辺のバランスが「豊かさ」につながるのでは?と思いますが、いかがなもんでしょう?